Top Gear 09-01: Roadworks in 24 Hours

道路工事といえば、何日も何日も作業が続くことが多く、周辺住民や通行人に大きな不便をかけてしまいがちですが、そもそも一体なぜそんなに長い時間がかかるのでしょうか。その理由が皆目わからない三人は 「僕たちなら一週間かかる工事を 24 時間で終わらせられるに違いない」と (まったく根拠のない) 自信を抱きつつ、Warwickshire にある D5481 という道路へ向かいます。

ただでさえ時間がないというのに、作業開始前に延々と続く安全講習。三人ともじれったくてたまりません。リチャードは「6 日間この講習をやって 1 日だけ工事してるんじゃない?」と呆れ顔。

うんざりするほど長い講習がようやく終わり、いよいよ工事開始。リチャードがロードカッター (路面切削機) に乗ってアスファルトを粉々にしながら剥がし、それをジェレミーがダンプカーの荷台で回収するという手順なのですが…

あらら。さすがのリチャードたちも、不慣れな重機の操縦に苦労が絶えない様子。アスファルトを剥がす位置がずれたり、クルマ同士が接触したり。時間のわりには成果が上がらず、やむなくプロの皆さんと交代することに。そんな中、ヘルメットを被ろうと、ゴーグルを付けようと、いつも通りのカッコよさを保ち続けるリチャードに惚れ直し。

ところで、1.5 マイルにわたる道路を通行止めにするからには、迂回路の確保が欠かせないわけですが、最もそれに向いていないと思われる人が案内標識を立ててまわったせいで、余計に周辺道路が大混乱。さすが、キャプテン・方向音痴! (褒めてます

本来、道路舗装に使うアスファルトの目安量は一日あたり約 250 トンですが、今回は突貫作業のため 1100 トンも一気に使う必要があります。そこで、リチャードが「他の工事現場で使うはずのアスファルトもどんどんこっちに回してね♥」と圧力をかけるべく、採石場へと派遣されます。

ところが、カメラマンが決して触ってはならないボタンに触ってしまい、工場のラインが緊急停止するというハプニングが発生。動揺して目が飛び出そうになっているリチャードの後ろで、のんびりと微笑む工場のおじさんが何だかかわいい。

ジェレミーに状況を報告すると「絶対に、ここへ、帰ってくるな、殺されるぞ」と厳重注意されて、がっくりと肩を落とすリチャード。そうこうするうちに、なんと工場は終業時間を迎えてしまいました。しょぼん。

アスファルト不足で作業が滞る現場を今度は雷雨が襲います。何もすることがなく手持ち無沙汰なジェレミーは、やる気を導き出すための立派なスピーチを披露しますが… イラッとして衝動に駆られるジェームズが面白い。(クリックすると GIF が拡大表示されます)

雨が上がったところで、アスファルトを積んだ複数のトラックが別の採石場から到着し、待ちに待った作業再開。リチャードは先ほどの汚名を返上すべく、フィッシュ&チップスを買いに出かけます。75 人分も注文したため、お店に大行列を作ってしまい、気まずい雰囲気に。

それに耐えた甲斐あって、みんなが美味しそうに食べてくれてよかったね。役に立てて嬉しそうなリチャードの満面の笑みに癒されます。あーん、かわいいよう (泣

その後、ロードローラー (アスファルトを押し固める重機) を使わせてもらったリチャードが止水栓を破壊するというトラブルがあったものの、明け方にはアスファルトの敷き直しが完了し、残る作業は白線引きと道路標識設置のみとなりました。

怪しげな白線をジェレミーとジェームズが引く間に、リチャードは坂道の傾斜などを示す標識をポールに取り付けますが、ジェームズから「向きが逆だよ」と指摘されてしまいます。どこまでおっちょこちょいなのかな。かわいい。

この時点で、三人に残された時間は 10 分。うろたえるリチャードを助けてくれたのは、やっぱりこの人! いざという時には頼りになるジェームズお兄ちゃんが素敵です。

そして、ついに最後の仕上げの瞬間。リチャードが「これ、一度やってみたいと思っていたんだよね♪」とはしゃぐ「通行止め」看板の片付け。いろいろな困難に見舞われながらも、決して途中で投げ出さず、何とか 24 時間以内に道路工事を終わらせることができました。目標達成、おめでとう。笑顔がとっても眩しいね。